本日は、ご予約頂きましてから本当に長らくお待たせ致しておりました
京都からご入庫の、78プラド法定点検実施と、各部補正修理作業です
先ずは法定点検分解整備ですが、当社の法定点検メニューは車検分解整備とほぼ同じ内容のメニューで
全点検整備とさせて頂いております
数年前に他社様でご購入されたリフトアップ施工済みの78プラドですが
ナントリフトアップに伴う、キャスター角の補正ならびにブレーキ補正が未対策となっております
これでは、車両の直進安定性が無く、またブレーキ補正も未対策ですので、ブレーキ制動も当然の事、甘いようです
お客様曰く「リフトアップ車は初めてなので、こんなものかと思っていました」との事
リフトアップを施工することで、安全性を失うのであれば販売は避けなくてはイケません
車はお客様の命を乗せて走らせるモノです
足回りの改造は、しっかりとした知識の上で施工し、安心安全な良好な状態で販売して欲しいものです
「見栄え良ければ全て良し」は、絶対に止めて頂きたい
リフトアップに伴う、キャスター角補正はリフトアップ量を計算し、偏心角度調整で直進安定性能を確保していきます「画像2.3」
また、ブレーキ補正も同じようにリフトアップ量と比例し、ロードセーシングバルブを制御させていきます「画像4.5」
また今回は、リヤのプロペラシャフトからの異音も確認出来ましたので
スパイダルジョイントの打替えも実施
やはり30万キロ走行車ですので、目視と触診診断は必須ですね
さっそく、プロペラシャフトのオーバーホール工作です「画像6.7.8.9」
前後のスパイダルジョイント組み替えと同時に、長年詰まっておりましたグリスの入れ替えから
ジョイント部のサビ取り、サビ止め再塗装と…
四駆の性能を十分に発揮できるよう、経年劣化や予防整備も含めて、もう少しお時間頂きますが
最後まで「全てに全力で」作業させて頂きます